淵上直斗 個展「Unobserved」2023.4.8.sat-4.16.sun

淵上直斗 個展「Unobserved」
2023.4.8.sat-4.16.sun

コンセプト

量子力学における存在や実在、物質世界の構造をテーマに、半導体を用いた作品を制作する美術家、淵上直斗。
現代の情報化社会を反映しつつ、我々の世界に投げかける様々な問いを含む作品を展示販売いたします。
ぜひこの機会にご高覧ください。

淵上直斗

1995 兵庫県神戸市生まれ
2018 関西大学 システム理工学部 物理・応用物理学科 卒業
2021 富士通株式会社 退職、作家活動開始

主な展示歴

  • 2022  「100人10 2022」東京ミッドタウン(東京)
  • 2022  「アートゲンダイ2022」大丸松坂屋上野店(東京)
  • 2022  「UNKNOWN ASIA 2022」グランフロント大阪(大阪)
  • 2022  「D-art,ART2022」大丸松坂屋百貨店(名古屋, 神戸, 京都巡回)
  • 2022  「KENZAN2022」東京芸術劇場(東京)
  • 2022  「アートフェア東京2022」東京国際フォーラム(東京)
  • 2022  「いい芽ふくら芽 in Tokyo 2022」大丸松坂屋上野店(東京)

入選・受賞歴

  • 2022  「いい芽ふくら芽 in Tokyo 2022」入選, TOMOHIKO YOSHINO GALLERY 賞 受賞

展示

個展概説

数学と哲学の狭間がぼやけた瞬間、閉じ込められた宝石に役割はなく、サイコロの出た目として輝く。文明の象徴であるライトに眩しく照らされて、科学の尊厳を破壊されて反射する姿は対照的だ。

ひとつひとつの欠片がそれぞれのカラーとして見えるように、違う世界線はすぐそばにあるのに理解できずにいる。皆それぞれ吸収して、反射して、収束して、観測しているのに。それは選ばれなかった無数の可能性のなかに前進する結果しか見えない、結果論だからだ。

そこにある距離で魅えるユニバース的な何か。

瞬く星の大きさが同じでも違って見えるように、盛り上がった芯すらも曖昧で、もやのかかった辺りはもっとまばらで、個のようなものはずっとバラバラだったんだと気づかされる。

私たちに提示される分岐点。途端にここが特異点になる体験。光に当てられて何を返すか。

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