Maeshin exhibition「Colors & No Colors」
2022.4.9.sat~4.17.sun 11:00~19:00
コンセプト
商業性強いものでありART作品として認知されるケースは皆無と言ってもいいほどに少ない。
作家性を演出してもツールが写真というだけで
展示で作品を見てもらえなかったり価値のあるものとして見てもらえないケースも少なからず体感してきた。
僕は絵が描けない
だから ”絵画に擬態する”を
表現していくことにした。
擬態絵画という作家性について
複製が容易であったり作品として物理に出力する工程を外注であったりプリンターに
出力させて完成という認識が濃いという要因もあるが、
商業性が濃く出る日本の写真は海外のそれと比べてもアート業界での地位はとにかく低い。
作家性があってもツールが写真というだけで展示で素通りされてしまったり
価値の低いものとして見られてしまうケースも少なからず体感してきた。
僕は絵が描けない
だから ”絵画に擬態する”を表現していくことにした。
見る人に”写真”を意識させないための表現技法 ”擬態”には 写真や絵画といった枠や壁を取っ払いフラットに1つのアート作品として見てもらいたい、そんな願いが込められている。
また”擬態”にはある種のサプライズや種明かしが必要となるので “実態が写真である” ことはバレていい。
ドッキリやサプライズは仕掛けた方も仕掛けられた方も楽しい。
ある種のドッキリを仕掛けることでそこにはポジティブな感情の輪が広がる。
作品を見て頂いた方にはぜひ僕と同じドッキリを誰か親しい人に仕掛けてみて欲しい。
するとその場にポジティブな感情の輪が広がり、その中心に絵画に擬態した作品がある。。
このポジティブな感情の連鎖は絵にも写真にも生み出し得ない。
“擬態絵画” だから提案できる新しい魅力や価値をお伝え出来ればと願っています。
作品製作や販売について
作品製作や販売への向き合い方は交流のある多くの画家の方をお手本に、1枚の作品と大切に向き合いたいという想いから
販売作品にエディション設定はせず 全て1点もの として販売している。
“PCの画像処理や合成で何でも自由にできる” という認識は時代と共に加速しているが、ただ一方で画像処理や合成写真に頼り切った作品にはどこか味気無さを感じることもある。
多くの画家や作家の方が1つの作品の全工程を自らの手で作り上げるのに対し、自らの感情を形に出力するその工程を業者への外注やプリンター出力で
完結させてしまうというスタイルは自分には合わないという想いから作品製作の最終工程=プリントである “写真” から敢えて脱却し
撮影からプリント、画材による擬態加工、額装、梱包までの製作の全工程を一貫して自ら行うスタイルを確立している。
Maeshin
1984年大阪府堺市生まれ
父親の仕事の転勤の関係で日本各地を転々としながら幼少期を過ごす。
地元がなく幼馴染も少なかったこともあり自分を表現することに興味を持ち高校を卒業すると同時に音楽活動に没頭、20代前半には呼ばれるようにアメリカへ。
リーマンショックと同時期に楽器をカメラに持ち替え再び海外に渡る。
たくさんの国や地域に表面的に訪れるのではなく1ヵ所に長く滞在し現地人の家を渡り歩くなど、人の心と深く触れ合った経験からその後の人生観に多大な影響を受ける。
現在は自宅にアトリエのスタジオを構え、創作活動に専念する傍ら、20名以上のプロやハイアマチュアの塾生を抱える写真の塾も主催している。
個展・グループ展歴
- 2019 京都 PSK展
東京 闇の王展
神戸 個展「abstracted」
名古屋 リアルポートレート - 2020 東京 パシャスタイル認定展Vol.2
神戸 個展「found the way out」
横浜 闇の王展
名古屋 リアルポートレート - 2021 東京 個展開催
賞歴
- 2019 来場者人気投票2位-PSK展(京都でのポートレートセッション)
- 2019 優秀賞-リアルポートレート(名古屋日本2019展)
- 2020 準グランプリ賞-パシャスタイル認定展(東京2020)
- 2020 優秀賞-リアルポートレート(名古屋日本2020展)
- 2021 ダイビル賞(UNKNOWN ASIA 2021)